チオビタ牧場

チオビタ牧場

「俺の記憶が消えたら読み返したいもの」が目標。愛憎一本

【ようこそ邪悪な教室へ】あとがき全文

はじめに

アンチに通報され消され、修正して戻してまた通報されて消され、半年後にまた通報され消され、もうめんどくさすぎるのでここに置いときます。

該当箇所を伏せ字にするとか勝手にしといてくれよ……。

あとがき

『最終話の補足』

結構多く入れていた『アルカナ』要素ですが、最終回の補足をするとしたら、そこから考えるのが良いのではないかと思います。

本作品における全アルカナ

愚者 :石崎大地
魔術師:一之瀬帆波
教皇:堀北鈴音
女帝 :櫛田桔梗
皇帝 :平田洋介
法王 :葛城康平
恋愛 :軽井沢恵
戦車 :伊吹澪
剛毅 :南雲雅
隠者 :外村秀雄
運命 :椎名ひより
正義 :堀北学
刑死者:金田悟
死神 :神室真澄
節制 :山田アルベルト
悪魔 :龍園翔
塔  :戸塚弥彦
星  :浅井虎徹
月  :綾小路清隆
太陽 :高円寺六助
審判 :坂柳有栖
世界 :最終回

虎徹に関しては、85話『MADE IN KURUME』の夏休み占いババアのアドバイスがすべてだと思って頂いていいです。『感情的』とかそういうやつ。
https://syosetu.org/novel/238098/85.html

1年半前の回ですけど、最後まで読んでから読み返すと、「あぁ……」ってなるんじゃないかと思います。こんなに前から結末は決まってたぜ!って自慢したいので、この回だけは何か誤字があっても修正しません……w

最終回に関しては、もう龍園の『悪魔』ですね。作中では、かなりさり気なく出した、ただのキャラ付け的に見えるようにしました。「あいつどうせ死神か悪魔でしょ」とか虎徹の内心で言わせたりして。

けど実は、かなり意味のある、展開的な意味も持つ『悪魔』でもありました。

『悪魔』の意味としては、

正位置:裏切り、誘惑、憎悪、嫉妬心、恨み、堕落、破滅、悪循環
逆位置:回復、新たな出会い、誘惑を断ち切る、束縛からの解放、リセット

めちゃくちゃハッキリ『裏切り』でしたし、虎徹にとっての『破滅』ですね。

ただそれと同時に、虎徹個人が勝手に思いこんでた『殺さなければならない』という思い込みを叩き潰した『束縛からの解放』という事にもなると思います。破壊による変化。

良かった事なのか、悪かった事なのか。

読んだ人それぞれが心の中で決めてくれたら良いな……と思ってます。

龍園と虎徹、作中で1年近く、本気で向き合って、思考を交わし、意見を交わし、行動を共にしたり別にしたり、少なくともお互いに相手がとても大きな存在ではあったと思います。

友情なのか、ライバル心なのか、敵対意識なのか、苦手意識なのか。

それとも、尊敬なのか。

それは分かりませんし、人によって受け取り方が違うと思います。

小説を書いてみて思うのは、常にめちゃくちゃ色んな可能性があって、その中でも『多分これだろう……』っていう道を選び、それでも不安になりまた思案して、恐る恐る歩き、戻ったり、走ったり……っていうのが作業だと思ってます。

暗闇の中を歩くような作業ですね。

最終回の後なんか特に可能性が広がりまくり、道が多すぎる状態だと思います。南雲の生死、虎徹の生死、龍園の停学退学、学校の存続、在校生の受け取り方。どれもがどちらに転んでもおかしくないとは思います。

だからこそ『続き見せてよ』と言ってくれる方が多かったのかもしれませんが、作者としては、だからこそ結論が決められないよ……w という事でもあります。決められませよw

最終回の後、どうなったんだろうか。1人1人が想像して欲しいですね。ある種、あの処刑場に立ち会った中の1人として受け取ってもらえたら嬉しいかもです。

話戻しますと、そんな暗中模索の作業ですし、毎週やべぇミスを入れちゃってないかとビビってました。『そんな選択ありえないよ』って道に行っちゃってる可能性、常にゼロになりませんでしたから。

……終盤は慣れて、特に心配してなかったかもしれませんが(小声)

感想による効果、これの適宜修正というのもあったかもしれません。『面白かった』感想がエネルギーになるのは間違いないですが、『違和感あるかも』感想もまた道標になるというか。

いやまぁ『南雲がレイプするか?』問題に関しては、どうしようもなさすぎて『原作通りが良いなら原作読め』って卑怯過ぎる感想返信をして逃走しましたけども……w しゃーないやろがい!w

けれど、『龍園だけは虎徹が殺害までする可能性を信じていた』というのだけは、間違いないだろうと疑いませんでした。確信してました。

その上で、どう動くか?龍園ならどうするか?

最後まで黙って見たまま「やりやがったなw」と笑い飛ばすだけというのは、少し……考えにくいかも。

かといって、まだ何もしてない段階で虎徹を止めるとも思いにくい。

何も手伝わず、我関せずという可能性は少しあったと思います。けど、その場合は虎徹が1人で無茶やるだけだと判断するでしょうし……。

ゆえに、龍園は、虎徹すら騙し、可能なら読者すら騙して、『最後の一線だけは止める』だろう……と思いました。

このラスト、納得してもらえたら幸いです。

『悪魔END』という感じですかね。

けど、納得が出来なかったら、それはまぁ、ごめんなさいね。しゃーない。

最後まで読んで、「結局殺さねーのかよ!」「日和ったクソカスぅ!!」とかいう感想の人もきっと居るとは思います。

それは寂しいですけど、まぁ反論は出来ないんですよね……。

ただまぁ、もし感想欄にそういうのがあっても、黙ってBadを押して、返信しないと思います……w


実際に更新してみて、そこそこ頂きましたね。「殺せよ」とw

ただ、考えてみると、それくらい虎徹くんに共感してくれて、『南雲は死ぬべきだ』まで思ってくれたという事?それは作者としては喜ぶべき?とも思いました。

『キャラの行動が理解出来なかった』とはならずに済んだのかな?という安心をしてもいいのかも、とか。

けどまぁ、『殺せよ』感想のいくつかにBadは押しました……w

『ようこそ邪悪な教室へ』は、誰も死なない平和なハートフルストーリーです!


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テーマという程じゃないけど、少しだけ『過剰評価』ってのも意識してましたね。

虎徹→南雲、「この程度じゃ心が折れず復讐してくるだろう」

龍園→虎徹、「中途半端に止めたら俺が殺されてしまう」

虎徹→龍園、「手段を選ばず勝ちに行く強者、結構良いリーダー」

という。

相手を高く評価してるからこそ、実体とのズレが生じてると。メタ的に言うと、キャラの価値を下げずに行動する理由付けになって良いかもしれませんね。

ってか、今これ書いてて思い出しましたけど、虎徹と神崎の取引は、

『現時点での2000万pp』

『この先すべてのpp収入を龍園に』

っていう交換取引にしたはずだったのに、書き忘れてました……w

うっそでしょww 我ながら信じられませんよw

書くこと多すぎて、確認多すぎて完璧に書き忘れました……w

一之瀬、神崎、ボロ儲けやんけ!!!wwww

龍園の交渉能力に期待しましょう……。

退学回避コストが200万になってて、それで2000万持ってるなら、卒業までの全ppっていう条件も意外と飲んでくれそうな気もしますけどね。どうですかね?

頑張って!カケル!


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『この作品は、現実に負けまくりました。』

2年前の2020年10月に投稿を始めた本作品、ラストの展開は8割方は決まっていました。これはマジです。

日本人的常識がどうしても残ってる環境で競争ごっこして何になんの?なーにが実力至上主義だよ、遊び場程度の価値しかないだろ、調子乗んな、とか思ってました。

いや、よう実の作品は好きだったんですけど、深く考えると、どうしても……。

かなり現実的に学校生活を描き、現実に近付け、最後までリアル感のある説得力を持たせたまま、作中キャラクターを殺害する。

拷問して、恐怖で人を動かす。まさに『テロリズム』を体感させ、『平和は簡単に崩れ去る』という事を体験させる。

『アメとムチ』でこれほど簡単に人は動かせるんだ、という弱さを見せつける。

世界を過信せず、備える警戒心を少しは持って欲しい。

そう決めていました。

それゆえの、作品説明です。これ1番最初、1話の投稿時から変えてないですよ。
↓↓↓
原作キャラが酷いこと言われたり、酷いこと言ったり、酷いことしたり、酷いことされたりするかもしれないので注意。
↑↑↑

原作では絶対に書けない、人気作品では書けない、全年齢作品では(多分)書けない、二次創作でしか無理であろう行動をさせ、『秩序の崩壊』や『ルール無視』を見せるための作品でした。

誰を殺す?龍園?綾小路?堀北?いや堀北の兄貴?……南雲だな。少し悩みましたが、すぐ決まりました。

南雲を原作から強化して、徹底して傲慢。容赦しない、手段を選ばない、行動力も強化。

育った環境と、社会の闇と、選民思想。恐らく現実にも居る人の集合体ですね。イメージは調子に乗りまくった早稲田と慶応の大学生です。現実でも飲酒強制、ドラッグ、昏睡レイプ、マルチ商法と盛り沢山でやりまくってますからね。

そんなんだから福沢諭吉が1万円札から降板させられたんじゃねーの?クソボケ!

『親が官僚』『将来は政治家』みたいな設定を入れたかったりもしたんですが、ちょっと邪魔になりそうだし、言い訳じみてそうだし、入れなくてもなんとかなりそうかな?ということで入れませんでした。

別にそういう奴に制裁を加えたいって訳じゃないですが、『人なんて簡単に殺せるし、簡単に殺されるかもしれないんだから、わきまえて生きろよ』というメッセージです。

少しでも怯えて、反省してくれたら、幸いです。

反省せず好き放題し続けて、誰かに殺されても幸いです。

まぁ……反省する人間は、そもそもそういう事しないかもしれませんけどね。


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ブコメ要素は、残念ながらリアリティ向上のために100%犠牲になりました。

伊吹と仲良くなるのを期待してる感想とか見て、ありがたいような申し訳ないような気持ちでした。

BUCKET LIST』を書いた週、なんかもう、作者としても悲しくなっちゃいましてね……。1番落ち込んだかもしれないです。

めちゃ愛着ありましたし、そんな、やらなくてもいいんじゃないのかなぁ!?とか勝手に少し悩んだりもしてました。

ベルセルクでは、個人的に、もう世界を見ないで、大切な人とひっそり隠れて暮らすENDで良いと思ってました」みたいな感想返信して、自分で勝手に泣きそうになりました。

伊吹……(泣)

もしも、伊吹に求婚を受け入れてもらってたら、『戦車』のように他のことを何も見ず突っ走り続け、卒業までラブラブしようとするルートになってたかも?ですかね。

虎徹くん、伊吹と恋仲になったら、100回でも龍園を裏切りそう……w


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日本の代表者、導く者という視点。

人の上に立つ、指導者になる、国民の代表になる。

そうなった時の恐ろしさ、危うさ、力の強さを伝えたいとも考えてました。

自分1人にかかる責任だけじゃなく、ただレバレッジ、テコの原理として、自分1人を操作すればいいんだから、悪意が降り注ぐんだよ?みたいな。

全校生徒:400名弱
国会議員:800名弱

ゆえに、この場に居る全員と同じ数を操作出来るなら、日本国民1億2千万人を自由に操作出来ると同義に近い。……って、言えばよかったー!!!と、読み返してて思いました。

これ、なかなかに恐ろしい事実ですよね。

そして、世界の秩序が今まだ構築中で、まったくもって完璧じゃないよというのを書きたかったんです。法律だって、今やっと整備中なんじゃないの?とか。

そんな事を考えてたら、アメリカ大統領選挙で誰でも投票できちゃう郵便投票とか、開票作業を隠してやるとか、そういうのでバイデンが勝ったり、トランプは国会を襲撃したことにされてTwitterからもFacebookからも排除されたり。勝てば何しても良いの極みでしょ。

エッチイラスト絵師をBANしまくった旧TwitterがトランプさんをBANしたので、トランプさんは恐らく悪くないでしょう。なぜなら、もしトランプさんが悪かったら、エッチ絵師達も悪かったということになるからです。エッチ絵師達は何も悪くないので、恐らくトランプさんも悪くないでしょう(完璧な理論)

マジな話だと、アメリカ大統領選挙の間、関係者が車ごと爆殺されたりもしてましたからね。21世紀にやることかよ。

日本でも、NHKを壊す党の立花が「議席を中国が買収しようとしてた」ってリークしてたりもしますし。

現実が簡単にそういうことするの、やめてくんないっすかねぇ!?ww

一瞬、ちょっとやる気失せましたよ。せっかく考えてたネタ、先取りすんなよ、パクリになるじゃん……。完結するまで待ってよ、みたいな。

『悪意によって何が起きるか分からない』って言いたかったのに、『お前に言われなくても世界を見りゃすぐ分かるよ』みたいな状況じゃないですか。地獄かな?

この世界が邪悪すぎますよ。

それで早く完結させなきゃな~とか思ってたら、誰もが信じられないようなキチガイムーブで、ロシアがウクライナに侵攻しました。

平和ぶち壊すなら、俺の作品が完結してからにしてくれないっすかねぇ!?

これまた作品のインパクトが薄れてしまう、現実が超越してきた嫌な事件です。

『この作品は、現実に負けまくりました。』

理想は、

「こんな妄想書いてんじゃねぇ」
法治国家舐めんなバカ」
「死ねアホ」
陰謀論を信じてるクソボケ」

とかいう感想をもらいまくってから、

数年後か数十年後に国会議員殺害のテロとかが起きて、

「あっ、日本でもありえるんだ……」
「なんか聞き覚えあるような?」
「あの作品も100%ありえないって訳じゃないのかも……」

とか思って欲しかったです。

プーチンとかのせいで「そりゃあ、ありえるだろうね」くらいのインパクトになったじゃないですか!バカー!!

そして安倍さん……。本当に悲しい。ネタ画像としてめちゃ使ってたし、トランプ大統領とのゴルフ写真とか、めちゃくちゃ好きでした。

何度も言いますが、この作品、最後まで読んで「んな事ある訳ねーだろ!ボケ!!」って思って欲しかったんですよ。

そして、何年後かに一部それっぽい事が起きて、「あっ、あのクソみたいな作品も一理あったのかもしれない……」くらいに思ってもらいたかったんですよ。

けど、現実がドンドン追いついちゃったというか……。

戦争

暗殺

どうなってんすかマジで……。

暗殺、っていうか刃物でなんか襲いかかるくらいは予想してました。場合によってはドローンでの爆撃かな?くらいで。

自作の銃で、やってるフリしかしてないようなゴミ警備で元総理が射殺されるとは思いませんよ……。

安倍さんに関して、犯人への憎しみ3、警備のクソさへの憎しみ7くらいです。平和ボケの極みでしょあんなの。責任者も死ねよマジでと今でも思います。

万全の警備体制で、それでも特攻して殺傷したとかなら、警備にも同情します。けど、何も持ってないオッサン2人3人くらいが離れた所でぼんやり立ってただけですよ。これ以上の『平和ボケ』がありますか??

殺すにしても、国会議員だったら誰でも良かったはずなんですよ。政治家として1番日本に必要だった人をわざわざ狙わなくても良かった。絶対に。誰を殺そうが、国会議員はビビリまくって、ちゃんと旧統一教会への規制に動いてたと思いますよ。

あまりにも、世界に絶望しすぎてましたね。犯人。

まぁ、「殺すしかない」という思考に至った作品を書きましたし、「どうせやるなら最高の効果を」って世界への不信があるからこそ狙ってしまう気持ち、分からんではないんですが……。

ある種、現職の総理大臣より遥かに信頼され、外交しまくり、対中国での包囲網をなんとなく作り上げた人だったんですよ。誰もが面倒でやらなかった、国と国との繋がりを強化した、偉人レベルでしたよ。変な話、天皇皇后両陛下と同じくらい、下手したらそれ以上に、外交的にも価値があった人ですよ。安倍さん。替えが効かない存在です。有象無象の国会議員じゃないのよ……。

絶対に殺しちゃいけない人だった。悲しすぎますよ。

中国からの陰謀っていう意見が出てきたのも理解できるくらい、日本という国において必要な人でした。ありえない損失です。

もしかして、この作品が完結してて、「アホの妄言wwwけど、少し面白いかな?」くらいでバズって、割りと多くの日本国民に読まれてたら、警戒心を少しは持てて、そんな事件は起きなかったんじゃないの……?みたいなことも考えちゃって、結構マジでつらかったですよ。

……いや、現実が悪いね。

『この作品は、現実に負けまくりました。』

勝手に舞台設定を近未来、2040年くらいにして、『過去こういう事があった』と今現在の世界情勢を出したり、『現在こういう危機がある』とか描くことも考えましたけど、感想欄で2015年という設定を前提に考えられてる方も居たり、流石に描くの難しそう過ぎるなとかで、ボツとなりました。

この場でチラッと書くだけの方が丁度良さそうな政治思想でもありますもんね。


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これ今、付け足してるんですけど、中国の台湾侵攻がバカみたいに可能性出てきてるのが今です(2022-11-12)

ふざけんな……。

これ最終回があと1週間遅れたら台湾侵攻の方が早いんじゃねぇの!?と思ってヒヤヒヤしながら最終回を添削してます。

最後だけ1万文字超えちゃうよ。

8000字でとりあえず更新『お別れ会』

そして最終回は10000字が16000字、20000字と増えていきました。

でも最後くらいはしっかり良くも悪くも満腹になって欲しいので、ハイ。

Netflixのドラマ1話を見ると「こんなに1話に入れてええんかい」と思えて良いですね。


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執筆中、めちゃくちゃお世話になったのは、なにより感想です。

1回でも書いてくれた方、ありがとうございました。

毎回のように書いてくれた方、超ありがとうございました。

無いと何も分かりませんからね。ホント。

・お気に入り
・評価

そりゃ嬉しいですけど、1話あたり5個くらいの感想あるとホントに助かりますね……。

10個とかだとかなり嬉しいです。

11個以上だと返信が面倒です……w(オイ

宣戦布告の回、一之瀬号泣の回とか、クソボケ死ね感想も絶対あるの分かってたとはいえ、感想が50個超えてて、ちょ、ちょちょちょw なりました

でも、嬉しかったですよ。

あと、実は隠れてミスリードした部分もありました。意外と何十人も見てくれてる場で、『恐らく作者が本音で語ってくれてる場』と思ってもらってるからこそ言った

「龍園はもうマブですマブ、マブダチ」

という、たった1つの感想返信。『だから龍園は協力してくれてますよ』的なミスリード

騙して申し訳ないですw けど、それによってより楽しんでもらえたら嬉しいです。

あと個人的に大好きな感想返信は、

『コラコラ~ッ!!三(`o´)っ✂╰⋃╯』

です。

最終回付近、ほぼ全部これで返信したかったのですが、我慢しました。

けど3回やっちゃいました。ごめんち。


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評価値ですが、完結しても赤だったら嬉しいけど……まぁ、どうなっても書こうと思った事を最後まで書こう、みたいな感じでした。

「恐らく完結したら評価下がる」という発言もしてましたが、このラストを思い浮かべていたからこそです。

ただ、そうは言っても高評価してくれたら嬉しいし、ほとんどの作品が完結しないこの世界において完結させたので、高評価もらえたら嬉しいなぁ……と思います(おねだり)

本作品、記録を取り始めてからの最高順位は11位なんですよね。1回くらいは1位になってるのを見たかったですけど、でも、まぁ、この作品で1位は無理でしょ……w


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内容としては、書く前のアイデア段階から『誰かを凄惨に殺して終わる』だったんですけど、書き始めて1年半くらいの時に、めちゃくちゃお世話になった祖父が死にまして……。

大事な人が死ぬのってこんなに悲しいの?って人生最大に打ちのめされました。命の価値がフィクションじゃなく理解できてしまい、スランプになりかけましたよ。

正直、人の死を、フィクションでしか体験してなかった。知らなかった。童貞みたいなもんだったんだな……って。

後から見ると更新日を唯一間違えた日にもなってましたし。(しかもMADE IN KURUMEの回でしたね、ちょっと運命的)

だからといって『人の命は大切にしよう!』『殺したらダメだ!』までは思えなかったんですよね。過去の自分になんとなく悪いし、そんな日和ったクソみたいな結論の作品にしたくもないなぁ……という感性はまだ生き残ってましたし。

非常に悩みましたよ。まーじで。

『殺してスッキリ!解決!死刑!』だと、なんか、うーん……。人の死の重みを知った段階で、ちょっと無理でした。言葉にするの難しいんですけど。

今気付いた違和感の1つは、これ『虎徹も殺しますw』って意味でもあるんですよね、死刑だから。彼本人が覚悟してたとて、作者としては認め難い、とかもあるのかも?うーん?

『そんなに簡単に自殺しないで欲しい』と思った……?

分かりません。

実際に殺して、裁判風景を頑張って描いて、罪の重さを書く?とかも考えましたけど。

結果的に、第二の主人公のような龍園も成長していたはずだと、彼を信じました。

龍園、ただ傲慢で調子に乗ってた乱暴者が、虎徹と出会い、どうなるかと。恐らく本作品で1番成長した人間なんじゃないかと。

虎徹は正直、ほとんど成長してないですからね。もしかしたら社交性が上がってるのかも、くらい。なんだったら、平和な学校生活で、警戒心とか初期値から落ちてるかも?くらいのイメージです。

『龍園が虎徹を1番理解していた』というのと、『虎徹ですら無意識に人を信じすぎていた』という結末ですね。(龍園の裏切りを感想欄で懸念してる人が居てドキドキしまくりましたw 言うな!w)

ゆえに、龍園がギリギリのギリギリで殺人を阻止する、という終結にします。しました?

もし「あ~あ、日和ったなコイツ」と思う読者さんが居ても、それは仕方ないかな……くらいの感じでした。その前に書くであろう拷問シーンがあってもそう思ったとしたら、どんだけ殺したいんだ……w ですけどw

最初からこういう『日本に居るからこそ見えてない価値観』を描きたいと思って書き始めて、途中はそれなりに考えて登場人物を動かしてた結果、それなりに面白さもある話が書けてただけであって……ある意味で137話?は前書きです。

これ、実は最終話を書く前に書いてる変態なんですけど(←もちろん完結後に付け足して書いてる所もあります)、『書けるものから書く』を徹底していくと、話が前後しても文量が増えたり色んなことに気付けていいのでね。

金もらわない趣味でしかない以上、どうしても途中で更新が止まるものですが、とにかく完成させたいという思いはありました。作品は終わらなきゃ完成じゃないとは思うので。

そこを評価して、作品評価に8とか9くらい付けてくれたら本当に嬉しいです。完結するのは奇跡ですよ。完結してるだけで、その作品の評価は1上げていいと思います。

逆に言うと、連載中の作品に9,10は付けなくていいと思うんですけどね……。まぁ人の自由か。


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あ、エピローグは……うーん。裁判傍聴をめちゃ久しぶりに行って取材したら?それで書きたくなったら?あるかも?無いかも。

あと法律関係、裁判とかの知識ある方の協力があったら書けるかも?ですね。メッセ待ってます。無きゃ無理そう。

思ったより『もっと見たい』と言ってもらえたのは、別れを惜しんでもらえたということで結構嬉しかったです。

でもまぁ、難しいかな……。

置き手紙で主要キャラへのメッセージも考えましたが、意外ともう既に言いたいことは言ってたんですよね。ハゲへの『中間管理職としてはめちゃ信頼出来そうだよ』『検事とかいいんじゃない?』とか。あと作中日程的に書いてたらおかしいかもしれないほどキツキツのスケジュールだしなぁ、という言い訳もあったり。

裁判、刑務所での面談という形は考えてましたけど、なんか書けなさそう。知識が無さすぎて、それなりに気合入れて調べなきゃですし。うーん、分かりません。

感想欄で『報道された形式とかどう?』みたいなアイデア頂きました、それは全く思いつかなかったです。ただまぁ、学校組織として、綾小路パパの影響力、部外秘の度合いとか、なんも分からん……。この辺は原作との整合性も合わせなきゃですし、なんかもう2年生編を読めなくなってるのでダメそうです。

マジで、誰か弁護士くらい知識ある方が『こういう判決があり得ると思います』って3段階くらいをメッセで送ってもらえたら、やっと書けそうです。でなければ無理どす。

南雲の生死、いちおう生きてるつもりですけど、死んじゃってもおかしくないですよね。

『拷問されまくってんのに生きててゴキブリみたいにしぶとい』みたいな感想やめてくださいよ!w 笑いましたけどもw


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再度になりますが、感想くれた方、ホントにありがとうございました。本当に色んな視点に気付けましたし、作者だけでは軽視しちゃってたのとか気付けてひたすら助かりました。

特に大きかったのは『坂柳!許さん!』的な感想ですかね。作者としては、MAX天才なWikipediaくらいの知識量を持つ美少女という、便利極まりなく、賢すぎるから何を思いついてても、何を言わせても違和感が無いというチート級の便利さとかで大好きなキャラだったんですが……w

言われてみたら、ちょっと他者軽視も強いかも?と思い、最終回に「気をつけなよ~」を入れました。感想が無かったら100%入れてないですね……w

数多くの嬉しい感想を頂きましたが、最終回で1番分かりやすくまとめてくれてると思った感想はこちらです

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亜阿唖吾  2022年11月23日(水) 03:41 (Good:8/Bad:0) 139話 報告  返信

完結おめでとうございます!めちゃくちゃおもしろかったです!

個人的な解釈が多分に含まれるので作者様のイメージと異なっていましたら大変申し訳ないのですが、私は浅井くんの学園生活を楽しむ普通の高校生のような側面と、根っこの部分で弾け飛んだ倫理観からくる凄まじい行動力が入り混じった精神性、そして彼の作中での動きを「元から思想の強かったアウトローが特殊な環境と若さ故にさらにそれを拗らせて妙な方向に全力疾走している」と捉えていたので、138話から139話にかけての流れには終始納得の念で首を縦に振ることしかできず、ラストまでとても楽しんで読了することができました。
浅井くんの根本的な価値観や「仁義」そのものは恐らく入学前からそれほど変化しておらず、それ故に南雲の噂を聞き入れてから、裏社会でインプットした価値観を基軸とした彼の「行動」が変化していく様を見届けていくのはとても面白かったです。
浅井と龍園の友情ともビジネスライクとも言い切ることの難しい奇妙な関係性や浅井から伊吹への片思いも新鮮味と納得感が両立したとても面白い造形だと思います。ガチで浅井君がずっと面白くて読み進めてました。

再三再四になりますが本当にとても面白かったです!マジでありがとうございます!

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こちらこそ、ありがとうございますですよ。うれし~。

自分で言うのが恥ずかしかった『若さゆえの思い込みと激情』みたいなのも、そう捉えて頂いて嬉しい限りです。ここまで読み取ってもらえるとは。

所々、作者が本気で思っちゃってる感情の暴走も当然あるので、すべて『計算通りです』とはまったく言えませんけど……w 恥ずかしいw

他にも、『なんか俺よりこの作品のこと愛してくれてそうだな……』みたいな感想もいくつか頂けて、本当に嬉しかったです。……作者としては『やっと終われる』というのが少なからずありましたし(小声)

そのうち嬉しかった感想をスクショして並べるブログを勝手に作ると思います(俺得)

そして、全件感想返信は……どうしよう。完結したから何も言わない方が良いような気もするんですよね。悩み中です。

とにかく皆さん、ありがとうございました!

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最後に、俺の人生教訓、勝手に決めつけてる価値観を紹介して終わりにします。

これ見て「自分も始めてみよう」「走り切ってみたい」とか思う人が居たら嬉しいです。小説に限らずね。




【100分の1理論】

~~が欲しい、と思うのが100人に1人

~~を作ろう、と思うのが100人に1人

~~を作り始めるのが、100人に1人

~~を完成させるのが、100人に1人


だから、完成させるだけで1億人に1人なんです。

「作り始めるだけでも偉い」

「完成させたらそれだけすごい」

そういう自分への慰めでもあり、励ましでもあります。


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終わり