今回はちょい短い記事かも。
ディスカバリーチャンネル見ただけですが、面白かったので。
地味に探すの時間かかった。
まず、CIAとKGBとは何か。ついでにFBI(&警察)って何が違うのか
(参考FBIとCIAと警察の違いって何ですか? - 海外ドラマで ... - Yahoo!知恵袋)
『警察』・・・同一の州で起きた犯罪に関して動く
『FBI』・・・2つ以上の州にまたがった場合に動く(警察の強化版?)
『CIA』・・・国家安全保障に関する情報を集める諜報機関(要するにスパイ組織)
物語の主人公は、CIA創設当初からCIAに居た親を持つ、エームズ。
自然とvsソ連を志すようになった彼は、CIAに入る。
研修(?)のような能力を見る場としてトルコで頑張ったものの、上司からの評価は「対人スパイ能力<<<情報分析力」というもの。つまり、スパイとして失格の烙印を押されてしまう。
辞めようか悩んだものの、分析官として頑張ることにした彼は、大量の情報に目を通して情報官として成長していく。
エームズが順当に出世していく中、親友だと思っていた人物、ソ連の情報を上手く持ち帰る有能な人間が、実はソ連側のスパイだったと判明する。
当然落ち込む。
同じような時期から、仕事では有能なのに私生活は離婚不倫酒酒という酷い有様に。
そして、ソ連から亡命してきたソ連幹部が「CIAの中にはKGBの工作員いっぱい居るよw」と言い、慌てたCIAは組織内のモグラ(スパイ)に疑心暗鬼になり、ありとあらゆる人員を尋問したり左遷したりする。
数十人を左遷してしまったCIAだが、結局何も無かった。誰もスパイじゃなかった。
CIA「仲間疑うの辞めよう!!!」
悲鳴にも似た結論を出してしまったCIA、そのタイミングで動き出してしまうエームズ。
離婚相手への慰謝料や、愛人への金などで、どうにかして金が欲しくなっていたエームズが、「CIAの情報を売ってしまおう……」と決断してしまう。
いや、決断してたのを、CIAがドタバタしてるこのタイミングで「やってしまおう」と行動に移した。
そうして、年間6万ドルほどの給料をもらっていた彼は、1回で5万ドルほどもらってしまう。
「最初は1度だけのつもりでしたよ」
そんなこと言う彼だが、当然のようにエスカレートしてしまう。
さらに、彼が取った「CIAに見つからないようにする方法」というのが、CIAからKGBに潜入している工作員の情報を売るという容赦無い方法。
そうしてCIAの潜入工作員が次々と排除されていってしまう。具体的には殺されまくってしまう。
あまりに不審だと感じたCIAは、内部にモグラが居る疑念を抱く。
嘘発見器に、ソビエト担当部署の全員がかけられる。
………エームズはどうなったか?
なんていう話でした。
番組だから多少なりとも嘘入っているかもですが、当時の人それぞれ生の声を入れて、次々に起こる出来事に結構ハラハラして見れたので面白かったです。
最後にエームズが言ってた言葉も印象的でしたね。
今でも不思議なのは、私が夜中に起きたりすることが一切無かった事なんです。
罪悪感、後悔、そうした感情から夜中に飛び起きるなんてことがまるで無かった。
今でも、不思議に思います。
とのこと。
うるせーハゲと思わなくもないですが、「人は間接的になると残虐性を持ってしまう」みたいなの何かで見ましたね。
「悪の凡庸さ」ハンナ・アーレント、ですね。
大虐殺しまくったナチスドイツの幹部、なぜあそこまでの悪を人間が行えたか?生まれながらの極悪人だったのか??と思って調べてみたら、ただただ「上に言われた通りやっただけだ」と罪の自覚もなく、単なる一般人だったという話。
これも何か映像で見せてもらった覚えありますね。
一般人でも悪人になりうる、っていう恐ろしさを伝えた話だったかと。
1番有名なのは電気ショックのスイッチ押してくミルグラム実験ですね。
「言われた通りやっただけ」で人はどこまでもエスカレートしてしまうという。
何が言いたいんだっけ?
あぁ、だから間接的にやったらやっぱり罪悪感無いんだな〜という感想。
あとソ連が崩壊したから助かったけど、本当は勝ちまくってたはずのCIAが、内部1人の裏切りによってCIAはKGBに圧倒的に負けてたんだなぁ……。あぶねぇという感想でした。
終わり